写真:2021年1月1日 勝賀山(高松市)からの初日の出


在宅での看取りを希望されケアマネの依頼がありました。末期がんの87歳の夫と、一人で看病する85歳の妻の2人暮らし。必要なサービスは、医療の往診と訪問看護、それに住宅改修と福祉用具は実費の点滴台レンタルのみ。コロナ禍で入院すると、会いに行く事もできないというのが在宅での看取りを希望される大きな理由。

往診医師と訪問看護を繋ぎ、往診がスタートした3日目、癌ではなく動脈瘤の悪化で突然亡くなりました。夜10時33分県外に住む長男の嫁から、『義母からの電話で、呼吸が止まっている。義母がパニック状態で、他の親類にも連絡が取れない』との連絡。訪問看護に連絡後、車で2分の利用者宅に駆けつけました。

ほどなくして、訪問看護が到着しその後、往診医の緊急訪問にて死亡確認がされました。予想をはるかに越えたスピード看取りで、ご本人とご家族の希望通りご自宅から旅立たれましたが…。温かい心のこもった往診医の言葉に触れ、心は洗われましたが…。翌日スタート予定の訪問看護と私(ケアマネ)は無報酬…複雑です。

[投稿者]ハンドルネーム:歩笑(ぽえむ)