昨年12月に小豆島内で2ヶ所のクラスターが発生し、小豆島唯一の病院はもともと4床の感染症病床を増床していたものの対応しきれず、高松の病院や宿泊施設にも陽性者が入院等をする状態に陥り、医療体制が逼迫したことで外来診療が中止となりました。その状態がやっと落ち着いたように思えた令和3年の年始めに、今度は病院職員から陽性者が確認され再度外来が中止となり、電話診察という事が行われました。電話で申し込みをし、主治医から電話がかかり問診で薬が処方されますが、その日の何時に電話がかかるかはわからず、じっと待つことになります。
 小豆島は高齢化率40%を超え、独居、高齢者世帯が多い状況です。利用者の一人が独居で血縁者がなく、物忘れがあり難聴です。そして出かけるのが好きでじっと家にいてくれません。ケアマネが半日ついていることも難しく、親戚の方に事情を説明し、利用者に会って体調を聞いてもらい、その方が電話診察を代理で受けて薬をいただくことができました。
 また、血圧が高くなった90歳台のご夫婦は、事業所の協力で血圧測定値の一覧表を作成してもらい病院にファックスし、主治医に見てもらいながら電話診察を受け降圧剤が処方されました。
 医療が脆弱な地域で、家族のいない高齢者の健康状態はケアマネとして対応が必要です。感染拡大の状況の中、島内の通所、短期入所、小多機の通いの殆どは休止となり、訪問系のサービスのみとなりましたが、高齢者の生活全体を考えその時の状況に応じて工夫してやっていくしかありません。島は介護サービスも医療も薄い地域ですが、昔ながらの地域の良さも残っています。そんな地域の力も借りながら、なんとかこの難局を乗り超えて行かなければと思っています。