令和6年9月、多度津町は、社協・地域包括支援センターと協力して、「身寄りのない方に関わる支援者・機関のためのガイドライン」を作成しました。

近年、高齢化の進展や核家族化を背景に、高齢者の単独世帯が増加し、地域の中で 「身寄りのない方・頼れる人が近くに居ない方」も増えています。

ケアマネの皆さんから
 「身寄りのない方を担当することは不安で少し躊躇する。」
 「意思決定能力に不安がある場合、誰が支援してくれるのか。」 等々
不安な声を聴くことも多くありました。

そのような現状を踏まえ、多度津町では、身寄りのない方を地域で受け止めるために地域住民のつながり、本人の意思決定支援や支援者側のネットワーク、マニュアルや早めに介入できるシステムが必要であると考え、ガイドラインの作成に取り組みました。

身寄りのない方を支援するためには、特定の支援者に負担が偏らないよう、関わる支援機関などにおいてできるだけ早期にチームづくりを進め、対応する必要があります。また、身寄りのない人を支援するためには、ご本人の意思が表明できる段階で話し合いを行い、支援者による役割分担を決めておくことも大切です。このような要点を踏まえ、支援者側での話し合いを進めるためにガイドライン内に「役割分担シート」も作成しました。

先駆的な市町のガイドラインを参考に作成した「多度津町版」です。これから活用しながら修正を加えていこうと思っています。

皆様の支援の一助になれば幸いです。一読ください。

【ガイドラインの概要】
 〇各支援者・機関の機能について
 〇役割分担会議について
 〇入院に関する支援と手続きが必要なとき
 〇死後対応に関すること
 〇支援シート(意思決定支援シート)

☆「ガイドライン」は、多度津町社会福祉協議会のHPに掲載しています>>社会福祉法人 多度津町社会福祉協議会|身寄りのない方に関わる支援者・機関のためのガイドライン