大きな病をもっていなくても、超高齢者の生活を支えることの難しさを感じます。
利用者さんに「元気に長生きしようね」、そう話していました。

そのご夫婦に最初にお目にかかったのは、ご主人が80歳になった頃。
今年、ご主人が98歳になり

「もう、お父さんの世話を卒業したい」

と奥様からの発言が出てきました。

ご主人は、今年3月に介護保険申請し要支援から要介護1レベルです。
お湯を沸かしたり、電子レンジの温め操作はできたりできますが、調理はできませんし、したこともありません。

ご主人の考えは、 “家事は妻の仕事であり、自分の役割ではない”

奥様からみれば、その役割は生活するための必要な行動の一つであり、自分も超高齢者となった今、生きていくためにそれぞれが自分で行うべき生活行動と考えられたのではないでしょうか。

奥様は、生活全般は自立です。介護保険申請もしていません。
『元気で長生き』+『支援者』という考えが大切だと思います。
「支える」ということが、難しく、重要な役割になってくると感じるこの頃です。