現在、主任介護支援専門員研修を受講させて頂いています。
実際に受けてみると、個別事例が中心の普段の更新研修と違い、スーパービジョンの手法や面接技法など、とても興味深いものばかり。(個別事例の検討に興味がないという訳ではありません)

「担当している利用者様のお話を自分はしっかり傾聴できてるのかな?」
「価値観を押し付けたりしてないかな?」
「問題ばかりに目を向けてないのかな?」

そんな反省ばかりが頭をめぐる今日この頃です。
初めて相談援助業務についた時に、この研修を体験出来ていたらなぁと思いました。その反面、相談援助を経験してきた今の自分だから、そのありがたさに気付けたのか?と思ったりもします。

答えもない、形もみえない「相談援助」って難しいものだと、いつも思います。
でも、自由に答えを探せる、自由に形を作っていけるから「相談援助」って面白いんだろうなと思うようになってきました。

それにきっと、「相談」を求めてるのは、利用者様だけじゃない。支援に携わる専門職だって、「相談したい」って思ってる人がたくさんいます。福祉の仕事は「感情労働」の側面が強く、それに携わる人は「身体」だけでなく「心」を使って、お仕事をされています。支える側の心が健康でなければ、人を支える事自体が難しいのは当たり前。専門職同士で支えあい、お互いを癒せるような場が作っていけたらなぁと、思い描いてしまう、そんな研修でした。

研修を受けたからと言っても、すぐに相談の達人になれるわけじゃないですが、これからも勉強を続けていきたいなぁと思う経験でした。

胸を張って「相談援助って難しいかもしれないけど、それ以上に楽しいよ」と伝えられる、そんな支援者になっていけたらと、また一つ夢が膨らみました。