新型コロナウィルス感染症の流行から2年が経過し、昨年12月にはほっと一息したのも束の間、第6派がやってきました。直近の香川県での感染者数は、高止まりになり、「一体、いつまで続くんだろう」と不安が募るばかりです。

介護支援専門員の業務は顔と顔を合わせてのコミュニケーションをとることが重要なこととなっていますが、コロナ禍で面談や自宅訪問することに制限がかかり、適切な支援がしにくくなってきているのではないでしょうか?また、利用者等の気持ちをゆっくり聴けずに関わることで、それがストレスとなっている方も多いかと思います。このことは利用者や家族等にとっても、同様で顔を合わせてゆっくりと話が出来ないことは辛いことです。

先日も他医療機関から転院した後の相談を家族としていると、入院中は面会も一切できず、病状も主治医からの電話での説明のみ、本人にどうしてほしいのか、今後どのように生活していきたいのか、どのようなケアを受けたいのかなど、じっくりと聞くことが出来ずに家族も困惑していました。
また、入院中に家族や友達等と面会が出来ないのであれば、終末期は自宅で過ごさせたいと在宅療養を選択される方もおられますが、利用者が自宅に帰りたいと希望され準備をして退院日直前に、やはり自宅での介護はできませんと家族が言われ、仕方なく施設入所となる方もいました。コロナ禍でなければ退院前の外泊などできればと思うのですが…。
様々な療養生活の選択がありますコロナ禍の状況で、ITの活用、きめ細かな情報の伝達、多職種連携強化などを行い、利用者の望む暮らしに寄り添えるよう支援が出来ればと思います。

さて、寒かった時期も過ぎ、日差しも日増しに柔らかく感じられる季節になりました。コロナ禍で日々、ストレスを多く抱えて相談業務をしていると癒しが大事だと思っています。私の癒しのときは、いろいろなお花を見たり、花や木、野菜(笑)を育てることです。先日、TVで河津桜の開花の映像が流れ、3月下旬には“さくら”満開の便りが届きます。すごく楽しみです!
それぞれの癒しとなるようなことは違うと思いますが、利用者を支援する私たちの身体と心の健康を保てるように、癒しのときを過ごしましょう!