▶「看取る」
誰にも死は訪れることですが、最近の私は利用者様のお見送りが多くなって、つい気持ちが沈みがちです。関わる時間の長さはそれぞれ異なりますが、「人の最期を看取る」ということをケアマネとして重く受け止めています。ターミナルの利用者様の場合、入院先から在宅に迅速に生活の場を移し、限られた日々の中で利用者様やご家族の思いを叶えてなくてはなりません。「明日、帰りたい」「残された時間がないのです」「自宅で看取りたい」など。特にこのコロナ禍の現在に至っては、住み慣れた自宅で、家族全員で看取りたいというお気持ちの方が多くなっているのではないでしょうか。
▶介護支援専門員として…
介護支援専門員の役割は、その方が悔いの残らない日々を送れるよう、伴走者として最大限努めること。そんな役割を果たすためには、チームの力が大きいと思います。「はい、かしこまりました」と不安なく返答できるのは、関わってくれる仲間の支えがあればこそだと感じています。「大丈夫。準備できますから安心してくださいね」 在宅療養の方針を理解し、主役である利用者様がその人らしい最期を迎えられるようお手伝いしてくれる、チームや仲間にはいつも感謝の気持ちでいっぱいです。
法定研修でも、エコマップの重要性を学びます。支えになってくれる仲間を増やせるよう、これから私自身のエコマップを広げていきたいと思っています。
Photo by ぱくたそ(www.pakutaso.com)